店選び

日本に観光で来ているフランス人との食事で大変なのは、食材でも生モノでもなく、お店を選ぶことだ。


いわゆるフランスのレストランのような食事の形態でゆっくりゆったりできて、費用が高くなく食べれる日本食のお店が普通にない。


わざわざ観光で日本に来ているのに、イタリアンは行かないし中華もありえない。選択肢は日本食しかないのだ。しかも日本人がいつも食べるものを経験させてあげたい。


寿司は、先ず外される。ちゃんとした老舗な感じのところでもいいかもしれないが、一般的にそんなに食べに行かないし、回ってる寿司がすでに普通の寿司ともいえるから除外。


日本食の飲食店の形態は、「細分化」されすぎていて、generalなモノがないところが困る原因。「酒を飲む」か「食べる」かのどっちか。そうすると、やっぱり懐石とかそれなりの敷居と値段が高いところになってしまう。


結局、普通にお酒を飲んでゆっくり「食事」するのは諦め、いつもの綺麗でシックな美味しい居酒屋になってしまう。外国人がたぶん絶対に来ない100%日本人客のお店だ。


これは、文化なんだろうか。
はたまた、時代なんだろうか。


考えてみれば、日本人どうしでゆったり食事となるとイタリアンとかフレンチなんかになっちゃうよなぁ…


更に考えると、食育って何をどうするものなんだろうか…