居酒屋 in Paris

最近、友人ニコラと狭山にある個人経営の昔ながらの居酒屋に行った。

ニコラは来月フランスに帰国する。フランス、日本、その他の国、また会う機会はいくらでもあるはずだが、暫しのお別れということで狭山までわざわざ文京区から訪ねてくれた。

生ビールで乾杯し、刺身や煮付け、ぬか漬け、などなどジャパニーズな時を100%フランス語で5時間も満喫した。

ニコラは居酒屋がParisにあればパリで人気が出るのに…といって、その場でググってみたところ、"ちゃんとしてそうな"目ぼしい居酒屋はパリで1軒だけだった。

彼は本当に料理好きで、食べることにかなりの情熱をもっている。普通のフランス人以上だ。しかも彼は、食べることにうるさいことで知られる生粋のパリ人。居酒屋というスタイルはパリ人には合理的で新しいモノにみえるらしい。しかし、日本と全く同じではダメらしく、居酒屋スタイルであっても細部にこだわらないと世界で名の通った店がそこら中にあるパリでは見向きもされないみたいだ。

この話題の最後に一番重要な事として、ニコラが言っていたこと。

「フランス語が"ちゃんと"できないとね。」

確かに。