「タルチーヌ」

最近、日本でも聞くようになったこの言葉。
もしかしたら「タルティーヌ」ともいうのかもしれない。

フランス語だと「Tartine」。
動詞の「tartiner」から来てる言葉で間違いない。「tartiner」とは、バターとかジャム、ペースト状のものを「塗る」という意味。普通、tartineというと横に切ったバゲットにバターをたっぷり「塗って」更にジャムをたっぷり「塗る」のがtartine。カフェオレとタルチーヌで朝食が定番なスタイル。

料理の一皿として、パン ド カンパーニュみたいなしっかりしたパンのスライスの上に、鴨のローストとかをサラダ風に盛り付けて、軽く赤ワインのソースなんかがかかってるのもタルチーヌと読んだりするけど、ちょっと小洒落たパリっぽいFoodingなイメージ。

ディジョンにもポワラーヌのミッシュを使ったタルチーヌ屋さんがあって、温かい山羊チーズのタルチーヌは美味しかった。

アメリカンなピザっぽく、なんでもトッピングとして載っけるのはちょっと違うかなぁ、とも思うが…

そんなにお堅いものでもないので、美味しければそれでよい。

画像は、ヴァンテアンの簡単料理レシピで以前紹介した「野菜とカマンベールのタルチーヌ」。

たっぷりオリーブオイルを染み込ませて焼いた茄子とさっとソテーしたトマトにカマンベールを載せてトロリと仕上げています。