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不謹慎極まりないが、トンチが効いている。
毎年この時期には「NY同時多発テロ」のことが報じられるが、なぜブッシュさんが裁かれないのかちょっと信じられない。
"あの頃"唯一正しかったのは、国連でイラク攻撃に拒否権を行使したフランスだと思う。
日本も含め、"世界のリーダー"アメリカとのお付き合いから反対しなかった国々を差し押いての拒否権は、あっぱれだった。
アメリカにいとも簡単に物申せる国、なんとも羨ましい。フランス人達と話をしていると、皆が皆話しがうまい。きちんと物語が組み立てられていて、オチがある。100%誰でもこんな調子である。真面目な話をしていても冗談を交えて笑いながら話す。「マークシート方式の答案に"用意されたものの中から"選択して解答するか」、「関数の解答を"数式は一切使わず"文章で答えるか」の違いは、エリートではない一般人レベルでも明らかだ。
昨日から話題のフランスの風刺画。
ただの冗談。生真面目に反応しすぎな気がする。「カナール」って雑誌は、日本でいう「東スポ」。描かれているおじさんは結構有名なスポーツリポーターで、海外の大会のリポートでよくみる顔。なぜか英語訛りのフランス語を話す人で、フランスにおいては結構変わった人。これはフランスでしか意味を成さない風刺画だし、「日本人に」ではなく、「日本の政府に」対して「ウソばかりついて、日本の国民を馬鹿にするな」という意味合いが強い絵。背景があることを忘れてはならない。ブラックなユーモアなので全てのフランス人が笑えるジョークとは思えないが、憤慨するフランス人がいるとも思えない。
と、真面目に説明してしまうとシラけるのが「笑い」ってもの。「ユーモア」には「ユーモア」で返すのが礼儀だし、アドリブの「スマートさ」が何より大切。そもそも、「ユーモア」と受け止めることができない「誤解」となると、相手にされない場合もある。ハリウッド映画やアメリカのドラマにもそういうシーンはよくあるので、なんとなくわかるかもしれない。
と、更にシラける。
落語家さん達のように話しができれば、世界標準のコミュニケーションが身につくと思う。小学校の必須科目に「落語」はいいかもしれない。
期末試験は、もちろん「寄席」で。
お後がよろしいようで🎶