「おもてなしシステム」

昨日出展した「深大寺手作り市」、ちょっと肌寒い秋の陽気でした。


半袖を着ていってしまったので、「温かいものが食べたいなぁ」と思いながら販売していたら、なんと目の前に小さな小さな「そば処」小屋を発見。時間があったら食べたいなと思いつつ、初「深大寺そば」を食べるチャンスをうかがっておりました。


そんなこんなでお昼過ぎ、お腹もそこそこ空いた頃、凄い情報を耳にした。


目の前にあるそのそば屋さんが、
ブースに「出前」をしてくれるらしい。
しかも美味しいらしい。


思わず、「マジっ?」と聞き返すも回りをよく見てみると確かに「出前」をしている。あまりにも普通に出前してるので気づかなかった…


早速出前のお願いをしにいったのだが、「フランスパン ヴァンテアンですが、かけそば2つ出前してもらえますか?」と言ったら「はい!」と返事がきて、ブース番号とかどこらへんに出展してるとかの情報は一切なしのまま自分のブースに戻って、そば待ち。


15分か20分後、温かいかけそばがちゃんと出前されてきました。こんな感じ。


出前してくれたはいいが、接客中だったのでそばの支払いがすぐにできなさそうなのをそば屋のおじさんが察してくれて、軽く「後で」とだけいい残してそば屋に戻っていった。


凄い「信用取引」。「食い逃げ」は微塵も頭を過ぎっていない様子に、面食らった自分。


味は、そばの香りがちゃんとするいわゆる「とっても美味しいおそば」。手作り市の販売の最中に温かい「深大寺そば」を出前してもらって食べれるなんて夢のような出来事でした。


そんな「深大寺そば 出前&料金徴収システム」に驚きっぱなしの一日でした。


それにしても、どうやってヴァンテアンのブースをいとも簡単に探し当てたのだろう…謎だ。


暇をみて、食器を返しにいってお支払いしました。