山羊パン

今回の手づくり市も面白い方々との出会いがありました。

その一人、かわいい仔山羊を連れて出展していた天然酵母パン屋さん「山羊さんの贈りもの」さん。
http://8074ufo.blog.ocn.ne.jp/

20頭も山羊を飼っているそうで、草刈り部隊として活躍している彼らは大事な従業員。

小麦を育て、挽いて、自家製天然酵母で生地を3日発酵させ、パンを石窯で焼いているという究極にマネージメントされたパン。

ご主人のお話では、小麦を作ったら、たまたま粉挽きの機械が近所の農家さんにあったので「パンを作ってみただけ」とのこと。粉挽き機がなかったらパンは作っていなかったという。

なんともシンプル。

パンを作ろうと思ってパンを作るのとはかけ離れた、力強い発想。

この「自然な流れ」でできるパンは、それだけで既に絶対的な価値がある。

食べてみると予想通り、フランスのマルシェで売っているBioなパンそのものだった。

パン作りのテクニックのはるか上を行く「普遍の美味しさ」をもっているこの「生産物」は、高く評価されるべきパンだと思う。