赤い食べ物

「熱いもの」と「辛いもの」が苦手な自分が、突然食べたくなる「担々麺」がある。

お好みで「山椒の油」を加えて食べるこの担々麺は、フランスで四川省出身の友人がよく作ってくれた辛さに似ている。「辛さに旨味がある」ということをその友人から教えてもらった。もちろんその辛さは日本のものとは比較にならないほど辛いが…

もう一つ、この担々麺を食べに行く理由がある。席に着くと出してくれる「ジャスミン茶」。中国の人にとって「お茶」は、普通に美味しくなければいけないもの。そのお茶が普通に出てくるこのお店はそれだけで価値がある。

「中国料理」や「台湾料理」、「タイ料理」、「インド料理」などのアジア料理はその国出身の方が作ってくれるお店をいつも選んでいる。その人達が「普通に食べる普通のもの」をいただくことができるお店を探し当てるのは意外にも結構大変。

色々リサーチしても、いつも同じところばかりで食事をしてしまう。「レストラン出不精」な自分…

この担々麺屋さんは、唯一その国の人が作っていない私がよく行くお店。体が疲れている時には最高だ。